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ポスティングのバリュエーション(価値算定) [野球]

忙しくて書きたかったけど書けなかったテーマの一つがこれ。今年は、松坂が総額100億円(交渉権50億、年棒総額50億)、我が阪神の井川も総額50億円(交渉権30億、年棒20億)ぐらいで輸出されるとのこと。このポスティング制度の費用対効果について考えてみたい。

松坂について考えると、交渉に50億円、年俸総額5年で50億円。5年間で割ったら年間20億円。20億円の資金流出に見合う貢献として、以下が考えられる。

①松坂の貢献によりチームがワールドシリーズ制覇しやすくなる。

②松坂目当ての日本人ファン層拡大に貢献。ひいてはテレビ局放映権収入のアップ。

松坂をヤンキースとか競合にとられたくない

純粋に、戦力のみでとらえるなら①だけで判断すべき。でもそれではさすがにこの金額は出せないと思う。②、とか③とかがあって初めて実現した金額ではないだろうか?

 

(以下は仮定のはなし)

もし、レッドソックスが公開企業で、株主に対して説明責任があったと仮定する。レッドソックス経営陣は、不当な高い値段で入札して球団の利益を損なう事態にとなったら株主代表訴訟のリスクを負う。そこで、第三者に松坂の入札価格の適正価値の試算を依頼する。第三者期間は、松坂のこれまでの業績、日本およびWBCでの成績をもとに①をはじき出し、人気の効果を予測して②も計算し、それでも説明のつかない金額は③です、という報告書を最終的には提出するのではなかろうか?

一方、オーナー企業なので、そういう算定結果とつりあわなかったとしても、「どうしても欲しいんじゃ」とオーナーが思えばどんなに割高でも突っ込んだのであろうが。

私は、後者ではなく、一応、なんらかの計算をして、総額100億円超突っ込んでも回収できる、と判断したと考える。

いずれにせよ、「西武には提示できない額」であるのは間違いない。ポスティング制度は球団に利するだけで問題がある、とか、日本球団の宝が金で次々に売られていてけしからん、という意見もあるが、私はそれには反論したい。

メジャーにいくから、高いポスティングも解消できるほどのシナジー効果(冒頭の②を含む)のであって、日本球界で続けていても同じだけのパフォーマンスを発揮できない。ポスティング制度は日本の球団にとっても選手にとってもハッピーな制度だと思う。(FAの取得期間短縮との是非、という話ではない。FAでもいい。)

日本のプロ野球がメジャーリーグよりも魅力的で資金を生む産業になれば、逆にメジャーの一流どころを引っ張ってこれるはず。また、日本球界のレベルが世界最高になれば日本人選手は誰もメジャーに挑戦したい、とは思わないだろう。

日本球界はまず、巨人のていたらくをなんとかして、視聴率低迷を打開する策を講じなければならないと思う。プレーオフはよくわからんが、そもそも視聴率とかこれだけ下がっているのに、年俸がさほど下がったと聞かないのが驚きだ。

ところで、中村ノリの契約交渉が難航しているらしい。自由契約になれば。近鉄がなくなったのも彼に年俸5億円も払っておいて経営が成り立たなくなったから。今の彼には億単位の金を支払う価値はないと思う。清原との待遇の違いを不満に思っているらしいが、清原はファンがついている。彼はファンがついていない。そこをわかっていない。また、今回の騒動でまたファンは離れていくはず。人気商売だけど、実力で勝負してから文句いわんかい。メジャーはそこらへんもシビアだと思う。

 

以上、とりとめのない話。結論も?疲れているのでご無礼をお許しくだされ。暇なときにまた校正して書き直すかもしれません。

 

 

 

 


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